クックルンの魅力は、料理だけにとどまらない。劇中に登場する怪人たちのあまりにもシュールな設定や、大人向けのパロディネタは、一緒に見ていた親たちを爆笑させた。子ども番組でありながら、メタ発言や社会風刺がスパイスのように効いており、全世代が楽しめるエンターテインメントとして完成されていたのだ。
さらに、番組を彩るポップで中毒性の高い楽曲群は、一流のクリエイターたちが手掛けた本格派ばかりだ。オープニングテーマが流れるだけで、当時のリビングの匂いや空気感が蘇るというファンも少なくない。音楽と笑い、そして食という人間の根源的な欲求が見事に融合したパッケージこそが、3代目クックルンの真骨頂だったと言える。