衆議院解散でなぜ万歳?失職するのに叫ぶ「3つの理由」と真相を徹底解説

衆議院解散でなぜ万歳?失職するのに叫ぶ「3つの理由」と真相を徹底解説

衆議院解散でなぜ万歳?失職するのに叫ぶ「3つの理由」と真相を徹底解説とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

衆議院解散の瞬間に議員が一斉に「万歳三唱」をするのはなぜか。明治期から続く慣習の起源や諸説ある驚きの真相を探ると、大日本帝国憲法下の帝国議会にまで時計の針を戻す必要がある。歴史家や政治記者の間でも見解が分かれるこのルーツには、主に3つの有力な説が存在する。

第1の説は「天皇陛下万歳」説だ。かつて解散詔書は天皇の大権として下された。議長が詔書を読み上げた際、議員たちは天皇の命に対して敬意を表し「天皇陛下万歳」と叫んだのが始まりとされる。1897年(明治30年)の第11回帝国議会解散時、自由党の議員らが叫んだ記録が残っており、これが議場における最初の解散万歳とも言われている。

第2の説は「やけくそ・威嚇」説だ。明治期、政府(薩長藩閥)と民党(議会の野党勢力)は激しく対立していた。解散を命じられた野党議員が「受けて立とうじゃないか」「次は選挙で勝って戻ってくるぞ」という反骨精神から、政府側を威嚇するために叫んだという見立てだ。失意を隠し、強がりを見せるための叫びだったとも解釈できる。

第3の説は「万歳三唱令の流布」という後世の俗説や、手締め文化の合流だ。いずれにせよ、公式な国会法や規則に「解散時に万歳すべし」という規定は一行たりとも存在しない。法的根拠は皆無であり、政治家たちの思惑と空気が積み重なって出来上がった純然たる政治慣習なのだ。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。