もし完食を目指して巨大パフェに対峙するなら、入念な戦略が必要になる。最大の敵は「冷たさ」と「乳脂肪分の重さ」だ。一口目の感動は、三分の一を過ぎたあたりから急激な満腹感と体温低下へと変わる。ここでスプーンを止めないための鉄則を伝授しよう。
第一に、上層部のアイスや生クリームを放置せず、溶けて液状化する前にスピード感を持って食べ進めること。ドロドロになったアイスは満腹中枢を容赦なく刺激する。第二に「温かい飲み物」と「塩気」の配置だ。セットで熱いブラックコーヒーや白湯、あるいは店舗が許可していればフライドポテトなどの塩気を取り入れることで、麻痺した味覚と冷えた胃腸を劇的にリセットできる。そして最後は、底に敷き詰められたフレークやスポンジを味方のクッションとして捉え、アイスとバランスよく絡めながら攻略することだ。