画像一枚、セリフ一行で完結する笑いは、Web世界との相性が抜群に良い。言葉の説明を一切必要とせず、視覚的な絵面とセリフの落差だけで笑いをとれる構造が、ネットミームとしての寿命を決定的に延ばした。少女漫画独特の繊細なトーンやキラキラとした背景描写と、「固くて細長い油菓子」という無骨なモチーフとの対比が、見る者のツッコミ待ち状態を誘発する。
一度「面白い」と認識されたミームは、他の作品のキャラクターに置き換えられる形で再生産されていく。アニメキャラやゲームの登場人物が髪から何かを取り出すたびに、コメント欄にはあのフレーズが溢れ返る。この伝言ゲームのような拡散構造こそが、一過性の流行で終わらせない強力なエコシステムを作り上げたのだ。