六星占術の根幹をなす理論では、運気は12年をひとつの周期として「種子」から「減速」までの12段階を循環します。そのサイクルの終盤に位置する3年間が「大殺界」と呼ばれ、それぞれ「陰影(いんえい)」「停止(ていし)」「減速(げんそく)」という固有の性質を持っています。
自身の運命星(土星人・金星人・火星人・天王星人・木星人・水星人のプラス・マイナス)と大殺界の時期は、生年月日から算出する運命数と干支の組み合わせによって定まります。運気の流れが真冬の厳冬期に突入するため、エネルギーが内向し、冷静な判断力が鈍りやすいのがこの3年間の特徴です。
1年目の「陰影」は運気が急激に下降を始める導入期であり、対人関係の亀裂や予期せぬトラブルが芽生えます。2年目の「停止」は最もエネルギーが落ち込む底の時期で、独断での行動が深刻な行き詰まりを招きやすくなります。そして3年目の「減速」は徐々に回復へ向かうものの、油断から最後に大きなミスを犯しやすい要注意期と定義されています。
なお、混同されやすい概念として神社神道に由来する「厄年」が挙げられます。厄年は主に数え年を基準とした「身体的・社会的な役割変化に伴う厄難」を指すのに対し、大殺界は六星占術における「個人の運命エネルギーの周期」を表すという根本的な違いがあります。