念仏宗無量寿寺(正式名称:念佛宗三寶山無量壽寺)は、1979年(昭和54年)に立教され、1992年(平成4年)に宗教法人法に基づく認証を受けた仏教系の単立宗教法人です。開祖は久世圓心翁(くぜ えんしんおう)であり、釈尊(釈迦)が説いた根本的な教えである正法への回帰を掲げ、八正道や六波羅蜜の実践を教義の根幹に据えています。
同寺を一躍世に知らしめたのが、2008年(平成20年)に兵庫県加東市に落慶した総本山「佛教之王堂」です。敷地面積約180万平方メートル(甲子園球場約45個分)という途方もないスケールを誇り、日本屈指の宮大工や人間国宝級の職人たちが延べ370万人以上携わって建造されたと伝えられています。全高約50メートルに達する本堂をはじめ、世界各国から集められた銘木や巨石を用いた伽藍配置は、国内外の建築・美術関係者からも大きな注目を集めました。
さらに同寺は、世界の仏教各派(上座部仏教、大乗仏教、チベット仏教など)の最高指導者や各国王族が一堂に会する「世界仏教サミット」を主導・開催してきた実績を持ちます。カンボジアのシアヌーク前国王やタイの最高僧官をはじめとする海外要人を招聘し、国際的な仏教ネットワークのハブとして機能してきた経緯が、他の国内新宗教とは一線を画す独自性を形作っています。