脂質制限を続ける中で「淡白な味付けばかりで満足感が得られない」と感じる方も多いはずです。そこで重要になるのが、食材の下処理と調理法の工夫です。
肉や魚を選ぶ際は、パックの裏に記載された栄養成分表示を確認する習慣をつけてください。同じ豚肉でも、バラ肉の脂質が100gあたり約35gであるのに対し、豚ヒレ肉やすき焼き用モモ赤身なら約3〜4gと10分の1近くまで脂質をカットできます。鶏肉を調理する際は、黄色い脂肪の塊と皮を完全に包丁で取り除くことで大幅な低脂質化が図れます。
調理法は「炒める・揚げる」から「茹でる・蒸す・煮る」へとシフトするのが鉄則です。慢性胆嚢炎の油抜き調理法としては、フッ素樹脂加工のフライパンを活用して油を引かずに調理する、電子レンジで温野菜にする、魚焼きグリルで余分な脂を落としながら焼くといった工夫が極めて効果的です。物足りなさを補うためには、出汁(昆布やかつお節)、ポン酢、ノンオイル青じそドレッシング、ゆずやすだちの柑橘果汁、大根おろしを上手に効かせると、塩分や油に頼らず豊かな風味を楽しめます。