忍野八海は季節や天候によって全く異なる表情を見せてくれます。晴天時のハイライトは、風が止んだ瞬間に「鏡池」の水面へ映り込む「逆さ富士」です。雪を冠した富士山と茅葺き屋根、そして青く澄んだ水面が一枚の絵画のように重なる光景は、忍野ならではの絶景といえます。また、春の桜や秋の紅葉シーズンには、すぐ近くを流れる「新名庄川(しんなしょうがわ)」沿いの遊歩道が息をのむ美しさのフォトスポットとなります。
もし当日の天気が雨であっても、旅を諦める必要はありません。雨に濡れた茅葺き屋根と緑豊かな木々はしっとりと深い風合いを増し、水辺からは幻想的な霧が立ち上るなど、晴れの日にはない幽玄な情緒が漂います。
屋内でじっくり楽しみたい場合は、車で約5分の場所にある「さかな公園(山梨県立富士湧水の里水族館)」が最適です。透明度の高い富士の湧水をそのまま使った大型の二重回遊水槽があり、イトウやニジマスといった淡水魚が泳ぐ姿を水中トンネルから間近に観察できるなど、雨の日でも大人から子どもまで充実した時間を過ごせます。