矢沢永吉の家族構成を俯瞰すると、前妻・すみ子さんとの間に生まれた3人の子ども、そして現在の妻・マリアさんとの間に生まれた3人の子ども、合計6人の父親という顔を持っています。
一般人としてプライバシーが厳重に守られている長男・次男らとは対照的に、公の舞台で才能を開花させているのが、マリアさんとの間に生まれた長女の矢沢洋子(やざわ ようこ)さんです。
1985年生まれの洋子さんは、12歳から18歳までをアメリカ・ロサンゼルスで過ごし、上智大学を卒業後、2008年にユニット「the generous」のボーカルとしてメジャーデビュー。父の威光に頼ることなく、パンクロックからオルタナティブロックまで幅広い表現力を持つ実力派シンガーとして評価を集めてきました。
2017年には、元THEE MICHELLE GUN ELEPHANTでThe Birthdayのギタリスト・フジイケンジ氏と結婚。2021年には第一子を出産し、矢沢永吉に初孫が誕生したことでも大きな話題となりました。洋子さんはインタビューなどで、父・永吉について「家では普通の温かい父親であり、音楽に関しては一切甘やかさない厳しいプロフェッショナル」と語っており、音楽一家としての健全で深いリスペクトが伝わってきます。
矢沢は家庭内に仕事のピリピリした空気を過度に持ち込まず、子どもたちに対しては「自分の足で立ち、自分の人生に責任を持て」という方針を一貫して取ってきました。過度な干渉を排した教育方針が、子どもたちの健やかな自立を促した要因と言えます。