舌の白いできものはがん?痛くない病気の正体と受診目安を徹底解説

舌の白いできものはがん?痛くない病気の正体と受診目安を徹底解説

舌の白いできものはがん?痛くない病気の正体と受診目安を徹底解説について押さえておきたい 理由を分かりやすく解説いたします。

Q1:舌の横に白い線のようなできものがありますが、これは舌がんでしょうか?
A1:舌の横に走る白い線状の隆起は、歯と歯の隙間に舌が吸い込まれたり押し付けられたりして生じる「圧痕(舌圧痕)」や、粘膜が角化した「頬粘膜圧痕」に伴う良性変化であるケースも多々あります。ただし、その白い線の一部が硬く盛り上がっていたり、擦っても消えず2週間以上持続していたりする場合は、慢性刺激による白板症や初期がんの鑑別が必要となるため、口腔外科での視診・触診をおすすめします。

Q2:白いできものを綿棒で軽くこすったらポロポロと剥がれました。放置しても大丈夫ですか?
A2:こすって剥がれる白い膜状の物質は、真菌感染症である口腔カンジダ症の可能性が極めて濃厚です。剥がれたからといって病原菌そのものが消滅したわけではなく、根本的な原因(口腔内乾燥、常在菌叢の乱れ、免疫力低下、吸入ステロイド薬の残存など)に対処しなければすぐに再発・拡大します。抗真菌薬のうがい液や軟膏による適切な治療が必要ですので、放置せず受診してください。

Q3:舌の裏に白いぽつぽつができて痛いのですが、何が原因ですか?
A3:舌の裏側に生じる有痛性の白い病変は、小さな口内炎(アフタ)の多発や、唾液腺の開口部付近に生じる炎症、あるいはアレルギー性粘膜炎などが考えられます。痛みを伴う場合は急性の良性炎症であることが多いですが、舌の裏(口底)は悪性腫瘍の好発部位の一つでもあります。痛みが引いた後もしこりや白色病変が残存する場合は、速やかに組織検査を受ける必要があります。

Q4:受診する際、近所の一般的な歯科医院でも問題ありませんか?
A4:一次スクリーニングとしてかかりつけ歯科を受診することは全く問題ありません。現在の歯科医師教育では口腔粘膜疾患の鑑別が徹底されています。ただし、組織を採取する生検や詳細な画像診断(CT・MRI)は一般歯科医院の設備では困難な場合が多いため、疑わしい所見があれば速やかに大学病院や総合病院の歯科口腔外科宛てに紹介状を書いてもらう流れが標準的です。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。