沖田総悟を語る上で欠かせないのが、彼が所属する特殊警察「真選組」のメンバーたちとの掛け合いです。真選組の主要キャストは、いずれも日本のアニメ界を代表する名優たちが揃い踏みしており、その重厚なアンサンブルが物語の説得力を底上げしています。
沖田総悟のアニメ初登場回は、パイロット版的な特別放送である第1・2話スペシャルを除けば、レギュラー本編としては第5話「ジジイになってもあだ名で呼び合える友達を作れ」となります。桂小太郎を追跡する緊迫した現場において、土方の後頭部めがけて平然とバズーカをぶっ放す鮮烈なファーストシーンは、視聴者に強烈なインパクトを植え付けました。
作中で沖田が放った言葉は、単なるギャグにとどまらず、武士としての覚悟や仲間への不器用な情愛を宿した名言として今なお語り継がれています。
- 「死んじまいなァ」:沖田の代名詞とも言える冷酷な決め台詞。感情を極限まで削ぎ落とした鈴村氏の淡々としたウィスパーボイスが、背筋を凍らせるようなサディスティックな魅力を生み出しました。
- 「土方コノヤロー」:副長の座を虎視眈々と狙い、日常的に嫌がらせを仕掛ける際のお決まりのセリフ。憎まれ口でありながら、根底にある奇妙な信頼関係をにじませる絶妙なニュアンスが光ります。
- 「美しく最後を飾りつける暇があるなら、最後まで美しく生きようじゃねーか」:シリアス長編「動乱篇」などで見せた、真選組一番隊隊長としての矜持。ギャグシーンとの落差を見事に表現した鈴村氏の真に迫る低音の響きは、多くのファンの涙を誘いました。