病変が正真正銘の「魚の目」であると確信できた場合、根本的な解決には皮膚深くに食い込んだ角質層の芯の除去が不可欠です。魚の目は圧迫を取り除かない限り自然治癒せず、放置すれば歩行姿勢が崩れて腰痛や膝関節痛を併発する要因にもなります。
セルフケアで市販のスピール膏を用いる場合は、厳密な手順の遵守が求められます。
1. 患部の芯と全く同じ大きさに薬剤部分をカットし、正常な皮膚に薬剤が触れないよう正確に貼付する。
2. 2〜3日間貼り続け、サリチル酸の角質軟化作用によって患部を白くふやけさせる。
3. 入浴後などに柔らかくなった角質を清潔なピンセットで慎重に取り除く。
4. 芯の深部に届くまで、皮膚の再生周期に合わせて無理のない頻度で数回繰り返す。
ただし、芯が真皮近くまで達している重度の魚の目を自力で掘り進めるのは出血や化膿の元です。フットケア専門外来や皮膚科であれば、メスや専用のコーンカッターを用いて痛みなく数分で芯のみを安全に削り取ることが可能です。