風邪の症状によって、身体が真に欲している飲料の性質は異なります。症状別のベストチョイスを実践することで、苦痛を和らげつつ治癒力を引き上げることができます。
喉の痛みがひどく、唾を飲み込むのも辛いとき
喉の粘膜が炎症を起こしているときは、殺菌作用と粘膜保護作用を併せ持つ「はちみつ大根湯」や「ぬるめの白湯にはちみつを溶かしたもの」が劇的な効果を発揮します。はちみつに含まれるグルコン酸や過酸化水素には天然の抗菌力があり、粘膜を物理的にコーティングして刺激を遮断します(※1歳未満の乳児にはボツリヌス症予防のため絶対与えないでください)。
喉のイガイガや初期のウイルス増殖を抑えたいとき
カテキン(特にエピガロカテキンガレート)を豊富に含む「微温の緑茶」を活用します。緑茶カテキンにはインフルエンザや感冒ウイルスの細胞吸着を阻害する作用が多数の学術研究で報告されています。ただし、カフェインが含まれるため、夜間の水分補給にはノンカフェインの麦茶やルイボスティー、カモミールティーへ切り替えるのが鉄則です。
全身の冷えや悪寒が止まらないとき
生姜に含まれる「ショウガオール」を活かした「生姜湯」や「葛湯」が適しています。加熱された生姜成分は深部体温を温め、発汗による熱放散をサポートして免疫細胞(白血球)の活性を高めます。