コンビニエンスストアやスーパーの棚で、数々の新商品が登場しては消えていく中、四半世紀以上にわたり定番の座を譲らない存在がヤマザキ 北海道チーズ蒸しパン(正式名称:北海道チーズ蒸しケーキ)です。その圧倒的な支持の裏には、緻密な製品設計と歴史的なドラマが存在します。
チーズ蒸しパンの歴史を紐解くと、その発祥は1990年に北海道の老舗メーカーである日糧製パン 北海道蒸しパン(チーズ蒸しパン)が巻き起こした大ブームに遡ります。北海道産の良質な乳製品を活かしたこの商品は地元で熱狂的な支持を集め、その後1999年に山崎製パンが北海道のシンボルマークを冠した「北海道チーズ蒸しケーキ」を発売したことで、全国的な国民的ロングセラーへと昇華しました。
支持され続ける最大の理由は、北海道チェダーチーズ入りチーズクリームを贅沢に使用した芳醇な風味と、独自の「蒸し焼き」製法による極上の口どけです。一般的なスポンジケーキとは異なり、低温でじっくりと蒸気を含ませながら焼き上げることで、気泡が極めて微細に整い、口に入れた瞬間にフワッととろけるスフレのようなテクスチャーが実現されています。