突然の悲劇が訪れたのは、大学3年生の夏休み中だった2016年8月31日のことでした。
報道各社および関係者の発表によると、伊藤元太さんは大学の友人たちと東京都青梅市を流れる多摩川水系の支流・青木川付近へ出かけていました。残暑の中で川遊びを楽しんでいた最中、水流の急な変化や深み足を取られ、溺水事故が発生。すぐに救助活動が行われ病院へ救急搬送されたものの、懸命な処置の甲斐なく息を引き取りました。死因は水難事故による溺死、21歳というあまりに早すぎる旅立ちでした。
現場となった河川エリアは、一見すると穏やかに見えるものの、川底の地形変化や急な深み、巻き返しと呼ばれる複雑な水流が存在する危険箇所でした。若者同士のレジャーにおける予期せぬ落とし穴が、未来ある青年の命を奪う痛ましい結果となってしまいました。