紹介状の「担当医御侍史」とは?読み方と意味・なぜ侍なのか徹底解明

紹介状の「担当医御侍史」とは?読み方と意味・なぜ侍なのか徹底解明

紹介状の「担当医御侍史」とは?読み方と意味・なぜ侍なのか徹底解明についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

行政のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進や医療情報連携ネットワークの普及にもかかわらず、なぜ「御侍史」という古風な言葉は淘汰されないのでしょうか。大手総合病院の医局関係者や開業医へのヒアリングからは、医療界ならではの心理的・システム的力学が浮かび上がってきます。

都内大学病院で医局長を務める40代の消化器内科医は、次のように現場の実態を語ります。

「電子カルテで診療情報提供書を作成する際、紹介先の施設名と診療科を入力すると、宛名の末尾に自動的に『担当医 御侍史』と補完される仕様になっています。わざわざ手動で消す手間のほうが大きいというのが第一の理由です。さらに、医療の世界は紹介・逆紹介で地域連携が成り立っています。見知らぬ他院のベテラン医師宛てに送る際、『御侍史を削って失礼だと思われるリスク』を冒すメリットは現場の医師に一切ありません」

SNSやネット掲示板(知恵袋や5ちゃんねる等)でも、患者側からの困惑の声が定期的に投稿されています。

  • 「紹介状をもらったら宛名に『担当医 御侍史』とあって、時代劇の侍の医者が担当なのかと一瞬本気で疑った」
  • 「封筒の表書きに自分の名前ではなく謎の侍の文字。誤植かと思って病院に電話しそうになった」

このように一般患者にとっては奇妙な符牒に映る一方で、現場の医療事務スタッフからは「『御侍史』が付いていない紹介状を作成した新人クラークが、上長から『相手の医師に対して角が立つから入れておいて』と差し戻される光景はいまだに日常的」という証言も得られました。不文律の防衛心理が、この古語を強力に延命させているのです。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。