車検にかかる費用は、どこで受けても一律で国や保険会社に納める「法定費用」と、依頼先によって金額が変動する「車検基本料金・整備費用」に二分されます。不透明感を持たれやすい車検 法定費用 内訳を正しく把握しておくことは、業者提示の明細書を精査する上での強力な武器となります。
法定費用は主に「自動車重量税」「自賠責保険料(24ヶ月)」「検査手数料(印紙代・証紙代)」で構成されています。自動車重量税は車両重量や初度登録からの経過年数(13年・18年超で重課)、エコカー減税の適用有無によって細かく規定されています。また自賠責保険料は車種(普通乗用・軽乗用)ごとに全国一律で定められており、定期的に料率改定が行われます。
費用を最小限に抑える選択肢として、自ら運輸支局に車両を持ち込むユーザー車検 必要書類と流れに関心を持つユーザーも増えています。プロに委託する場合とユーザー車検の実態を客観データで比較した一覧表が以下となります。
ユーザー車検の流れは、事前に「自動車検査インターネット予約システム」で日時を予約し、当日は陸運支局の窓口で重量税印紙と検査印紙を購入して納付書に貼り付けます。続いて受付を済ませ、車両を検査ラインへと自ら進入させます。サイドスリップ、ブレーキ制動力、スピードメーター誤差、ヘッドライトの光軸・光量、排気ガス濃度、下回り点検(ブーツの破れやオイル漏れ)を通過し、合格印が揃えば新しい車検証が交付されます。
費用を数万円単位で浮かせられるメリットはあるものの、光軸の狂いやブーツ類の微小な亀裂ひとつで即座に「不合格」の判定が下されます。再検査のために近隣の予備検査場(テスター屋)へ駆け込んで数千円を支払い、調整後に再入場する手間が発生するリスクを織り込んでおく必要があります。