Q1:クエン酸掃除をした後、庫内の壁が粉をふいたように真っ白になってしまいました。どうすれば直りますか?
A1:それは水垢ではなく、溶けきれなかったクエン酸が乾燥熱によって再結晶化したものです。故障ではありませんので、洗剤やクエン酸を何も入れず、もう一度「標準コース(乾燥オフ)」で空運転を回して熱水ですすぎを行ってください。頑固に焼き付いている場合は、お湯で湿らせた柔らかい布で拭き取れば綺麗に除去できます。
Q2:食器を入れたままクエン酸を入れて洗えば、食器の水垢も一緒に落ちて一石二鳥ではありませんか?
A2:絶対に避けてください。クエン酸の強酸性により、アルマイト加工されたアルミ鍋やステンレス製カトラリーが化学反応を起こして黒ずみ・変色します。また、金箔や上絵付けのある高級和食器、クリスタルガラスなどは表面が曇って二度と元に戻らなくなります。クエン酸洗浄は必ず庫内を空にした状態で行うのが鉄則です。
Q3:クエン酸と重曹を同時に混ぜて発泡させれば、もっと強力に汚れが落ちるのではないでしょうか?
A3:ネットで散見される誤ったライフハックの典型例です。酸性のクエン酸とアルカリ性の重曹を混ぜると、激しく泡立ちますが、化学的には互いの作用を打ち消し合って中和され、汚れを分解する力が著しく低下します。さらに、溶け残った重曹の粒子がノズル詰まりやポンプ故障を引き起こす危険性があるため、絶対に混ぜて使用しないでください。
Q4:すでに食洗機のヒーターや内壁に茶色いサビが出てきてしまった場合、クエン酸で落とせますか?
A4:サビに対してさらにクエン酸を使用すると、金属の腐食を急速に進行させるため逆効果です。軽度のもらいサビであれば、市販のステンレス用クリーナーや研磨剤不使用の専用スポンジで優しく擦り落とします。サビが深く進行している場合はヒーター断線や水漏れの恐れがあるため、無理に触らずメーカーの修理窓口へ点検を依頼してください。