iPhoneのApple PayやAndroidのGoogle Pay経由でPASMOを利用しているユーザーは、さらに一段階深いトラップに直面しがちです。OS標準のウォレット機能は手軽である反面、公的な経費精算という観点では大きな死角を抱えています。
まず押さえるべきは、Apple Pay PASMO 領収書 出し方における制約です。iPhoneの「ウォレット」アプリを開くと、直近のチャージや利用履歴がグラフィカルに表示されます。これをスクリーンショットで保存して経理に提出しようとするケースが見られますが、多くの企業では「ウォレットの画面キャプチャ」は会社名やインボイス登録番号が欠落しているため、正式な経費領収書として受理されません。ウォレット上で手軽に発行した気になっても、証憑としての要件を満たさないのです。
解決策は明確です。Apple Payで作成したPASMOであっても、App Storeから専用の「モバイルPASMOアプリ」をダウンロードし、会員登録を行ってメールアドレスとパスワードを設定します。そうすることでWebの会員専用サイトへログインできるようになり、正式な領収書PDFの発行権限が得られます。
これはGoogle Pay PASMO 領収書を必要とするAndroidユーザーにも全く同じことが当てはまります。Googleウォレット側から出力できるのは簡易的な支払い履歴通知に過ぎません。会社の経費として処理する前提であれば、最初から公式の会員登録を済ませておくことが、余計な二度手間を防ぐ防衛策となります。