知恵袋やSNSを定点観測すると、「熱を上げる方法を試した人たち」の生々しい顛末が数多く投稿されています。そこには、裏技の失敗談だけでなく、現代社会が抱える根深い病理が透けて見えます。
「熱を出そうとして真冬にベランダに出ていたら、発熱ではなく猛烈な腹痛と下痢に襲われてトイレから出られなくなった。仮病どころではなく本気で苦しむ羽目になり後悔した」(20代・会社員)
「体温計をこすって38度2分を叩き出し、写真を上司に送って休んだが、罪悪感で1日中休まらず、翌日出社したとき周囲から本気で心配されて嘘を重ねるのが耐えられなかった」(30代・公務員)
口コミの大半に共通しているのは、「熱を出すこと自体が目的ではなく、正当な理由で休息を得るためのパスポートが欲しかった」という本音です。無理やり身体を壊してまで欠勤の理由を作ろうとする行為は、一時的な回避にはなっても、根本的なストレス原因や職場の環境問題を何一つ解決しないことが、現場のリアルな証言から証明されています。