「自分は一重だと思っていたのに実は奥二重だった」という現象は、決して珍しいことではありません。目元専門のメイクアップアーティストや美容カウンセラーが現場で実践している、自宅の三面鏡で判定できる奥二重と一重の見分け方の決定的なプロ診断手順を整理しました。
判定の第一歩は「視線の角度」です。正面を向いた状態では、重力と脂肪の重みによってラインが完全に埋もれてしまうケースが多いため、まずは顎を少し突き出し、手鏡を胸元あたりに構えて視線だけを斜め下に落とす「伏し目」の姿勢を取ります。この状態でまつ毛の生え際から1〜3ミリ程度上に、かすかにでも皮膚が引き込まれるような薄い横シワや折り込みが見える場合、解剖学的には確実に奥二重の構造を有しています。
次に、人差し指の腹で眉毛の中央を軽く上へ持ち上げ、まぶたの皮膚をピンと張った状態にしてみてください。まつ毛の生え際がくるりと外側へ露出すると同時に、隠れていた明確な溝が現れるのであれば奥二重です。生え際を上に引っ張っても皮膚全体が均一に伸びるだけで溝のラインが全く現れない場合は、純粋な一重まぶたに分類されます。また、正面を向いたときに「目頭側だけが隠れて目尻側だけわずかに二重の線が見える」というケースも典型的な奥二重のパターンです。
ここで混同されやすいのが末広二重と奥二重の違いです。末広二重は目頭部分こそ蒙古襞の中にラインが入り込んでいますが、黒目の上あたりから目尻にかけて二重幅が徐々に広がり、正面から見てもはっきりと二重のひだが視認できます。対して奥二重は、黒目の上を含めた大半のラインが皮膚の下に潜り込んでおり、目を開けた状態では一重のように見えるか、あるいは目尻の極小部分にしかラインが露出しないという点で決定的な境界線が引かれます。