志願理由書を指導する進路指導教員や予備校講師の間で最も議論されるのが、「アドミッションポリシー(入学者受入れ方針)をいかに自然に文章へ落とし込むか」という点です。多くの受験生は、ポリシーの文章をそのままコピー&ペーストしてしまい、「大学の言葉をなぞっているだけ」と減点対象になります。
アドミッションポリシーを志望理由書へ完璧に反映させるための「3層構造マッチング法」を公開します。
- 第1層:ディプロマポリシー(卒業時の理想像)の逆算:大学が最終的にどんな人材を社会へ輩出したいのかを確認し、自身の「将来のゴール」とその方向性を揃えます。
- 第2層:カリキュラムポリシー(教育課程の方針)の接合:大学が用意している教育プログラムの中で、自分の探究に必要な科目やゼミをピンポイントで特定します。
- 第3層:アドミッションポリシー(求める人物像)の実証:ポリシーに「主体的な行動力」とあれば、単に「私には主体性があります」と書くのではなく、高校時代に周囲を巻き込んで課題を解決したエピソードを語ることで、行間から能力を証明します。
提出前の志願理由書添削ポイントとして、以下のチェックリストを必ず確認してください。
【志願理由書 自主点検チェックリスト】☑ 「大学名」の部分を競合他大学の名前に差し替えても文章が成立してしまっていないか?(成立するなら固有性が不足)
☑ 高校時代の活動実績が「結果の自慢」ではなく「学問的問いの芽生え」につながっているか?
☑ 教授名や研究室名、特色ある講義名が正確な正式名称で記述されているか?
☑ 一文の長さが60字以内に抑えられ、主語と述語のねじれがないか?
☑ 「〜だと思います」「〜かもしれません」という曖昧表現を排除し、「〜を追究する」「〜を志望する」と言い切っているか?