公式発表資料およびMLB公式スタジアムガイドによると、ドジャースタジアムのキャパシティ(収容人数)は公称56,000人です。この数字は、2026年現在稼働しているMLB球場 収容人数ランキングにおいて単独トップに君臨しています。
かつてはオークランド・アスレチックスの本拠地だったオークランド・コロシアムが座席開放時に6万人規模を誇った時期もありましたが、純粋な野球専用設計スタジアムとして開設当初から現在に至るまで5万人規模を維持し続けているのは、ドジャー・スタジアムをおいて他にありません。1962年の開場時、すでに56,000席を設計していたこと自体が、当時の建築工学および興行ビジネスにおいて極めて先進的な試みでした。
特筆すべきは、2000年代以降のMLBで主流となった「新球場建設に伴う座席数縮小トレンド」に逆行している点です。近年のボールパークは、3万5000席から4万席程度に抑えてスイートルームやバーカウンターを充実させる傾向にあります。しかし、ドジャースは1億ドル以上の改修工事を重ねながらも、伝統の5万6000席という座席数をほぼ変えずに維持してきました。地元ロサンゼルス市民の熱狂的な支持と、世界中から集まる大谷翔平選手目当ての観光客を飲み込むだけの受け皿が、この巨大スタジアムには備わっています。