Q1:風邪の引き始めとアレルギー性鼻炎は、鼻水の出方以外にどう見分ければよいですか?
A1:最大の判別ポイントは「目のかゆみ」と「全身症状の有無」です。目や喉の奥がムズムズとかゆく、連続したくしゃみが出る場合はアレルギーの可能性が極めて濃厚です。一方、寒気や関節の痛み、喉の明確ないがらっぽさ、全身のだるさから始まり、発熱を伴う場合は風邪の初期症状と考えられます。風邪であれば数日以内に鼻水の色が白っぽく、あるいは黄色く粘っこく変化します。
Q2:寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)に花粉症の市販薬は効きますか?
A2:抗ヒスタミン薬の効果は限定的です。血管運動性鼻炎はアレルギー物質(ヒスタミン)による免疫反応ではなく自律神経の乱れが原因であるため、抗アレルギー薬を飲んでも鼻水がすっきりと止まらないケースが珍しくありません。この病態には、身体を芯から温める作用を持つ漢方薬の「小青竜湯」や、鼻粘膜の過敏性を直接抑える「ステロイド点鼻薬」が比較的高い効果を示します。
Q3:前かがみになると片方からだけ水がポタポタ垂れてきますが、何科に行けばいいですか?
A3:一刻も早く「耳鼻咽喉科」を受診してください。その際、頭部CTやMRIなどの画像診断設備、あるいは提携する大学病院への紹介ルートを持つ総合病院や専門クリニックを選ぶのが賢明です。受診時には「前かがみになった時にだけ片側から無色透明の液体が漏れる」「味が塩辛い」といった具体的な特徴を医師へ明確に伝えてください。脳脊髄液鼻漏の検査(β2トランスフェリン測定や内視鏡検査)が速やかに行われます。
Q4:市販の点鼻スプレーを使ったら一瞬で鼻水が止まりましたが、毎日使っても大丈夫ですか?
A4:成分表を必ず確認してください。「ナファゾリン」や「テトラヒドロゾリン」などの血管収縮薬が含まれている製品の場合、毎日の連続使用は厳禁です。目安として3〜5日、最長でも1週間以上の連用は避けてください。毎日の予防や長期管理を行いたい場合は、即効性こそ劣るものの血管収縮作用を持たず安全性の高い「ステロイド単剤の点鼻薬(フルチカゾン等)」への切り替えが必要です。