Elo名曲『ミスター・ブルー・スカイ』コード進行の魔力と弾き方を徹底解剖

Elo名曲『ミスター・ブルー・スカイ』コード進行の魔力と弾き方を徹底解剖

Elo名曲『ミスター・ブルー・スカイ』コード進行の魔力と弾き方を徹底解剖を詳しくリサーチ! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。

ネット上のコード譜共有サイトや知恵袋などでは、『ミスター・ブルー・スカイ』に関して一部誤った認識や初心者を混乱させる情報が散見されます。ここで2つの大きな誤解を解消しておきましょう。

誤解1:原曲通り弾くにはハイポジションのFバレーコードが絶対条件?

ネットの簡易譜面を見て「Fが押さえられないから自分には無理だ」と諦めてしまう人がいます。しかし、ELOの実際のライブ映像やジェフ・リンの手元を検証すると、彼自身もアコースティックギターをストロークする際はオープンコードの響きを意図的に多用しています。原曲のミックスを緻密に聴き込むと、12弦ギターの開放弦の揺らぎが幾重にもオーバーダビングされていることが確認できます。つまり、カポタストを用いたオープンフォームでの演奏こそが、むしろ原曲のスピリットに忠実なアプローチなのです。

誤解2:バースとコーラスで激しく転調を繰り返している?

楽曲の展開がめまぐるしいため「常に複雑な転調をしている」と解説されることがありますが、主部(バース〜コーラス)の調性は一貫してFメジャーとその平行調(Dm)の範囲内に留まっています。リスナーが「転調した」と錯覚するのは、巧みなライン・クリシェによってベース音がクロマチック(半音階)に動いていることと、要所で挿入されるボコーダー(「Mr. Blue Sky」というロボットボイス)のピッチシフトが原因です。本質的な大転調が起こるのは、楽曲が完全にシンフォニック・ロックへと変貌を遂げる終盤のコーダ(Coda)部分のみです。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。