朝顔のつるの巻き方は右左どっち?逆巻きNgの理由と正しい誘引術

朝顔のつるの巻き方は右左どっち?逆巻きNgの理由と正しい誘引術

朝顔のつるの巻き方は右左どっち?逆巻きNgの理由と正しい誘引術について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をお届けします。

園芸現場や家庭菜園のコミュニティで長年議論を生んできたのが、「朝顔のつるは右巻きなのか、左巻きなのか」という呼称のねじれです。結論から述べると、観察する視点によって呼び名が真逆になる混乱が存在するものの、植物学上の動かぬ事実は「上から見下ろしたときに反時計回り」に巻いていくという点に集約されます。

日常会話において「親指を立てて握ったときの指の向き」を基準にする場合、右手で支柱を握ると親指が上を向き、残り4本の指が反時計回りを指します。そのため園芸書によっては「右巻き」と記述されるケースもあります。しかし、つる植物の標準的な定義(牧野富太郎植物図鑑など)では、下から上に向かって左手側へ上がっていく状態を「左巻き(左上がり・Z巻き)」と定型化しています。

呼称の言葉尻にとらわれると方向を間違えやすいため、現場では「支柱の上から見下ろしたとき、時計の針と逆(反時計回り)に進んでいるか」を唯一絶対の基準として確認するのが最も安全です。

朝顔がつるを反時計回りに巻き付ける背景には、植物ホルモンであるオーキシン(Auxin)の不均等な偏在と、それに伴う「回旋運動(周日運動)」があります。朝顔の生長点は、太陽の光や地球の重力を感知しながら、約2時間から3時間かけて円を描くように先端を回転させています。このとき、細胞の伸び方に左右差が生じ、内側よりも外側の成長速度が早くなることで、物理法則のように正確な反時計回りのらせんが描かれます。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。