政権発足以降、世論の動向は極めて緊迫している。NHKニュースをはじめ主要メディアが実施する最新の世論調査では、支持率が横ばいから微減のトレンドを辿り、与党内には焦りの色が隠せない。官邸スタッフのひとりは「政策メッセージの打ち出しと、世論が実感する成果とのタイムラグをどう埋めるかが焦眉の課題だ」と漏らす。
内閣府が公表する経済意識調査を紐解いても、国民の視線は厳しさを増す一方だ。政治資金問題を巡る根強い不信感も尾を引いており、内閣の裏側では党内各勢力との意見調整や野党からの追及への対応に追われる日々が続く。水面下の泥臭い駆け引きが、連日連夜繰り広げられている。