表面が真っ黒に焦げ付き、食材が張り付いて離れなくなった鉄フライパンは、捨てる必要が一切ありません。適切なメンテナンスさえ施せば、半永久的に使い続けることが可能です。
鉄製品を蘇らせる第一歩は、フライパン焼き入れ直しです。コンロのセンサーを一時的に解除し、強火でフライパン全体を煙が出なくなるまで空焚きします。焦げ付きが完全に炭化して白っぽくなったら火を止め、冷ましてから金属タワシやクレンザーで力強く擦り洗いし、鉄肌を露出させます。
その後、最も重要な鉄フライパン油ならし再生の工程へ進みます。フライパンを弱火で加熱して水分を完全に飛ばし、多めの植物油(大さじ3〜4杯)と野菜くず(キャベツの芯やネギの青い部分)を強火で炒めます。野菜くずが鉄特有の金属臭を吸着し、油が鉄の微細な孔に浸透して強固な酸化被膜を形成します。粗熱が取れたら油を拭き取るだけで、極上のノンスティックフライパンが完成します。