ブライダル業界を長年取材してきた専門家は、「近年の結婚式演出は、ゲストに見せるパフォーマンスから、親しい人々に想いを伝えるダイレクトなコミュニケーションへと軸足を移している」と分析する。
全日本ブライダル協会がまとめた最新の動向レポートでも、披露宴クライマックスでの記念品贈呈シーンは、式全体の満足度を左右する極めて重要度の高いプログラムとして位置づけられている。見映えの豪華さよりも、「二人らしさ」や「家族の歴史」を物語るストーリー性が重要視される時代に入ったのだ。
形として残る品にメッセージ性を宿らせる傾向は強まるばかり。世界に一つだけのオーダーメイド作品や、職人が手作業で仕上げる工芸品など、作られた背景に温もりを感じさせるアイテムが選ばれている。