フェイスラインや口元・顎まわりは、東洋医学でも古くから「胃腸の鏡」と呼ばれる部位である。不規則な食生活、過度なアルコール摂取、油分や糖分の多い食事によって消化器官に負担がかかると、腸内環境が悪化して体内に老廃物が蓄積しやすくなる。この代謝の滞りが、ダイレクトに下顔面の肌荒れとして噴出するケースは極めて多い。
また、物理的な外部刺激も見逃せない要因だ。何気なく顎杖をつく癖、スマートフォンの画面が触れる接触、あるいは寝具の摩擦などが微細な傷を作り、バリア機能を低下させる。さらに男性の場合、毎日の髭剃りによる角質層の剥離とカミソリ負けが大きな引き金となる。切れ味の落ちた刃の使用やシェービング後の保湿不足が、毛包炎や慢性的なフェイスラインニキビを誘発している事例が後を絶たない。