「子どもがいないと、老後誰も面倒を見てくれないぞ」——こうした脅し文句は、以前から繰り返し語られてきた。実際、自分たちが病気や高齢になった際の後見人や保証人の問題は、子なし夫婦にとってリアルな課題だ。
しかし、子育て世代であっても、子どもが将来自分の面倒を見てくれる保証など今の時代どこにもない。むしろ「子どもに迷惑をかけたくない」という理由で、早い段階から自分たちの老後資金や施設入居の準備を進めている子なし夫婦の方が、リスク管理に長けているケースも目立つ。
行政サービスや民間信託、高齢者向けシェアハウスなど、2026年代半ば以降、身寄りの少ない高齢者を支えるインフラは急速に整いつつある。「老後が悲惨になる」という極端な言説は、もはや現実味を失いつつあるのが真実だ。