Q1:茎突舌骨筋のコリや緊張は自分でほぐすことができますか?
A1:茎突舌骨筋は首の深層にあり、すぐ近くを内頸動脈や外頸動脈、神経束が通過しているため、指で強く押し込むような直接のマッサージは危険です。顎の下から耳の後ろにかけてのラインを優しく撫でるようにさすったり、顎を軽く引いて首前面の緊張を緩めるストレッチを行ったりするのが安全です。
Q2:イーグル症候群が疑われる場合、何科を受診すべきですか?
A2:まずは耳鼻咽喉科や歯科口腔外科、頭頸部外科の受診が適しています。CT検査やパノラマX線撮影によって、側頭骨茎状突起の長さや茎突舌骨靭帯の骨化の有無を視覚的に診断できます。
Q3:嚥下障害(飲み込みにくさ)と茎突舌骨筋にはどんな関係がありますか?
A3:加齢や脳卒中の後遺症などで茎突舌骨筋を含む舌骨上筋群の筋力が低下すると、飲み込みの瞬間に舌骨が十分に上がらなくなります。その結果、喉頭蓋が閉じきらず誤嚥を起こしたり、食道の開きが不十分になって喉に食べ物が残ったりする原因となります。嚥下リハビリテーションでは、これらの筋群を鍛えるトレーニング(開口訓練や頭部挙上訓練など)が重要視されます。