日本のネイル技術が世界最高峰と称される背景には、先駆者たちが築き上げた芸術性と教育システムの存在がある。世界チャンピオンとして業界を牽引し続けてきた黒崎えり子(Eriko Kurosaki)氏をはじめとするトップランナーたちは、単なる爪の彩色を繊細なクラフトワークへと昇華させた。
その熱狂が毎年集約されるのが、世界最大級のネイルイベント「東京ネイルエキスポ」だ。コンペティションでしのぎを削るトップネイリストたちの技巧や、そこで発表される最先端のマテリアルは、瞬く間に街のプライベートサロンへと波及する。私たちが街角のサロンで享受しているハイレベルな施術は、こうしたトップシーンの研鑽と地続きにある。