杉村氏の資産形成の中核にあるのが、長年の経験に裏打ちされた独自の株式投資手法です。彼が投資において徹底しているのは、難解なテクニカル分析ではなく「日常生活の中で見つける身近な変化」に注目する現場主義のスタイルです。
銘柄選定において彼が掲げる主な原則は極めて明快です。
- 身近に利用して「本当に素晴らしい」と感動した企業を買う(消費者目線での強み)
- 経営者が誠実で、ビジネスモデルが誰にでも理解できる銘柄を選ぶ
- 財務内容が健全で、無借金経営または潤沢なキャッシュを持つ企業を重視する
- 暴落時こそチャンスと捉え、狼狽売りをせず長期保有・分散投資を貫く
証券会社の清掃員時代、ディーリングルームで働くトレーダーたちの会話や熱気を肌で感じた経験が、彼の相場観の原点となっています。チャートの数字だけに頼るのではなく、街を歩き、店に入り、人々の消費行動を自らの目で確かめる泥臭いリサーチこそが、彼を「勝ち続ける個人投資家」へと押し上げました。