冷たい冬晴れの空が広がった2001年1月15日早朝、明治神宮には早朝から約2,000人を超えるファンと多数の報道陣が詰めかけていました。本殿へと続く石畳を進む長身の岡田准一の隣で、少し猫背気味に、どこか居心地悪そうな表情を浮かべていたのが当時20歳の大野智でした。
当時のワイドショー映像や現場取材メモを振り返ると、大野智のビジュアルは強烈なインパクトを残しています。前年にかけての舞台『Playzone』などで見せた精悍さを残しつつ、少し明るめの茶髪に、決して華美とは言えないシックなダークスーツ。堂々とカメラを見据えて笑顔を振りまく岡田准一とは対照的に、大野はフラッシュの嵐に目を細め、どこか照れくさそうに頭をかく姿が目撃されていました。
取材陣から「二十歳の抱負」をマイクで向けられた際も、大野は気取ることなく「早くちゃんとした大人になりたいです」と短く回答。作られたアイドルスマイルではなく、飾らない等身大の言葉を選ぶ姿勢は、すでにこの頃から確立されていました。周囲の熱狂とは一線を画したそのマイペースな佇まいこそが、集まった報道関係者やファンを惹きつける独特のオーラを放っていたのです。