「様子を見ましょう」と言われても、不安が解消されないまま一人で抱え込むのは親の精神衛生上好ましくありません。客観的なサポートを受けるための小児科受診の目安と相談先を整理しました。
まず、以下のような様子が重なる場合は、かかりつけの小児科医または耳鼻咽喉科に相談することをおすすめします。
- 1歳を過ぎても大きな音に反応しない、呼んでも全く振り向かない(難聴の疑い)
- 1歳半になっても目が合わず、抱っこを嫌がり、人に関心を示さない
- 2歳を過ぎても言葉の理解が全く見られず、指差しなどのジェスチャーも出ない
- これまで話していた単語を急に使わなくなる(発達の退行)
公的な支援ルートとしては、地域の「子育て世代包括支援センター」や「保健センター」での保健師相談、さらには療育センター等に配置されている言語聴覚士相談窓口(ST相談)があります。言語聴覚士は、発音や口の筋肉の使い方、コミュニケーションの引き出し方を専門的に評価し、家庭でできる遊びや関わり方のアドバイスを行ってくれます。早期に相談することは「異常を見つけるため」ではなく、「親が安心して子育てをするための伴走者を得るため」と捉えることが大切です。