生きた化石が絶滅しない理由とは?太古の謎と最新研究を徹底解明とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。
一口に生きた化石と言っても、深海魚から昆虫、爬虫類、陸上植物までそのバリエーションは多岐にわたります。世界的に知られる代表種とそれぞれの特徴を、客観的なデータとともに比較検証します。
種名・分類起源・出現時期(推定)主な特徴・生態日本国内での関わり・生息地シーラカンス
(肉鰭類)約4億年前
(デボン紀)四肢のような肉厚のヒレ、背骨の代わりに脊索を持つ。水深150〜400mの海底洞窟に生息。沼津港深海水族館(静岡県)で世界唯一の冷凍標本・剥製を常設展示。カブトガニ
(節足動物)約4億5000万年前
(オルドビス紀)クモやサソリに近い分類。青い血液(ヘモシアニン)に含まれる成分が医療用細菌検査薬に利用される。岡山県笠岡湾、山口県平生湾、佐賀県伊万里湾などの干潟(国指定天然記念物)。オウムガイ
(頭足類)約5億年前
(カンブリア紀〜オルドビス紀)螺旋状の殻の内部に気室を持ち、浮力を精密に調整。タコやイカの祖先の形態を保持。鳥羽水族館(三重県)などで長期飼育・繁殖実績が世界的に評価されている。ラブカ
(サメ類)約3億5000万年前
(石炭紀)ウナギのような細長い体躯、6対のエラ穴、三叉に分かれた鋭い歯を持つ深海性古代サメ。駿河湾や相模湾の深海延縄・底引き網漁で生きた個体が捕獲され話題となる。ムカシトカゲ
(爬虫類)約2億年前
(三畳紀)トカゲではなく「喙頭目」唯一の現生種。頭頂部に光を感じる「第三の目(頭頂眼)」を持つ。ニュージーランド固有種。国内動物園での一般展示はなく厳重に保護管理。メタセコイア
(植物・裸子植物)約1億年前
(白亜紀)化石植物として日本で発見・命名された後、中国四川省で現生株が確認された落葉針葉樹。滋賀県高島市のメタセコイア並木など、全国の公園や学校に街路樹として普及。イチョウ
(植物・裸子植物)約2億年前
(ジュラ紀)イチョウ網唯一の現存種。精子によって受精を行うという原始的な生殖様式を残す。日本の街路樹最多樹種の一つ。東京大学小石川植物園に「精子発見のイチョウ」現存。