Q1:青色LEDはなぜノーベル「化学賞」や「工学賞」ではなく「物理学賞」だったのですか?
A1:ノーベル賞にはそもそも工学部門が存在しないため、工学的な大発明は「物理学賞」や「化学賞」の枠組みで顕彰されます。青色LEDは、GaNの物性解明、結晶欠陥の克服、pn接合の形成といった基礎固体物理学の難題を鮮やかに解決し、人類のエネルギー効率向上に劇的な実用価値をもたらしたことから、物理学賞が授与されました。
Q2:青色LEDが発明されるまで、フルカラーディスプレイは作れなかったのですか?
A2:作れませんでした。光の三原色は赤・緑・青であり、これらを混ぜ合わせることで初めて人間の目が認識するあらゆる色や白色を表現できます。赤と緑はすでに存在していましたが、青色だけが存在しなかったため、屋外の巨大フルカラービジョンや高精細液晶画面は青色LEDの誕生によって初めて実現しました。
Q3:日亜化学工業の「404特許」は現在も使われているのですか?
A3:使われていません。404特許(ツーフローMOCVD特許)は、訴訟係争中の2000年代初頭に登録料の不納により特許権が消滅しています。また、現代のLED製造ラインでは、より高度に自動化・最適化された最新の成膜装置と周辺技術が用いられています。