リンゼイ事件の真相|整形逃亡2年7ヶ月の市橋達也はなぜ殺害した?衝撃の現在に関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
警察の初動捜査をすり抜けた市橋達也の逃亡生活は、2007年3月26日から2009年11月10日までの2年7ヶ月(961日間)に及びました。その逃走劇は、常人の想像を絶する執念と孤独に満ちたものでした。
逃亡フェーズ主な滞在拠点・行動整形・外見変更の手口報道・捜査記録の評価初期逃亡期(2007春〜秋)秋葉原、埼玉、群馬、大阪、青森の路上・ネットカフェハサミで唇を切る、カッターでホクロ切除、針と糸で自ら鼻翼を縫縮痛みに耐えながら自傷行為で人相を変える異常な逃走執念無人島潜伏期(2008〜2009)沖縄県久米島沖の無人島・オーハ島の廃屋に計4回滞在日焼け、長髪・髭の放置、サバイバル生活による極端な体重減少魚や蛇、自生植物を食す完全孤立の自給自足生活資金稼ぎと美容整形期(2009秋)大阪府西成区の建設現場で「井上」の偽名で住み込み労働(約100万円貯蓄)名古屋の美容クリニックで鼻筋を通す本格的な鼻隆起形成手術を実施手術痕の不自然さを医師が不審に思い警察へ決定的通報終焉・逮捕(2009年11月10日)大阪南港フェリーターミナル(沖縄行き船の待合室)ニット帽にサングラス、マスク姿で変装通報を受けた警察官の職務質問により逮捕の瞬間を迎える
逃亡中、市橋は自らカッターナイフや針を用いて顔面を変形させるという凄惨な整形手術を行っていました。その後、建設現場の日雇い労働で貯めた資金を元手に、福岡や名古屋の正規クリニックで二重まぶたや鼻の整形手術を受けています。しかし、皮肉にも名古屋の形成外科医が「過去に自分で縫ったような不自然な医療痕」に気づき警察へ通報したことが、包囲網を急速に狭める決定打となりました。
2009年11月10日夕刻、沖縄・オーハ島へ再び渡航しようと訪れた大阪南港のフェリー乗り場で、警戒中の警察官が不審な男に声をかけます。「市橋か」との問いかけに抵抗を試みたものの、その場で身柄を確保。日本中を巻き込んだ前代未聞の逃走劇は、港の冷たいコンクリートの上で終止符を打ちました。