無塩バターとお菓子作りの真実|有塩代用の塩分計算とプロの選び方

無塩バターとお菓子作りの真実|有塩代用の塩分計算とプロの選び方

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現在、国内で流通する主要な無塩バターには、それぞれ明確な味の設計思想と用途の住み分けが存在します。製菓関係者や料理研究家への取材をもとに、主要3ブランドの特性を検証しました。

1. よつ葉乳業「よつ葉バター 食塩不使用(北海道十勝産)」
製菓の現場で「最も基準となる優等生」と評されるのが、よつ葉バターです。北海道十勝産の良質な生乳を使用し、ミルク本来のコクと自然な甘みが際立っています。クッキーからスポンジケーキ、バタークリームまで、あらゆる菓子作りで失敗がなく、全国のスーパーや製菓材料店で手に入りやすい流通の安定性も圧倒的な支持を集める理由です。

2. カルピス「カルピス特撰バター 食塩不使用」
乳酸菌飲料「カルピス」の製造工程で得られる高品質な乳脂肪分から作られる、通称「幻のバター」。白く透き通るような色合いと、雑味が一切ないシルキーな口溶け、爽やかな後味が特徴です。主張しすぎない上品なミルク香を持つため、フルーツタルトや上質な生クリームと合わせるジェノワーズなど、主役となる素材の風味を極限まで引き立てたいプロの現場で絶大な信頼を得ています。

3. 業務スーパー取り扱いの輸入バター(ウエストゴールド等)
コストパフォーマンスを追求する層から熱い支持を集めるのが、業務スーパーで取り扱われているニュージーランド産「Westgold(ウエストゴールド)食塩不使用グラスフェッドバター」などの大容量輸入バターです。牧草のみを食べて育った牛のミルクから作られるグラスフェッドバターは、βカロテンが豊富で黄色味が強く、特有の芳醇な草香と濃厚なコクを持ちます。1kg単位や454gポンド塊での販売が多く、100gあたりの単価を国内大手ブランドより約2〜3割抑えられるため、大量に焼き菓子を仕込む愛好家にとって強力な選択肢となっています。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。