上空でヘリコプターが旋回しているとき、手元のスマートフォンを使えばわずか2〜3分で機体の種類や運航会社、飛行航跡を突き止めることができます。現代のデジタル調査において最も有効な2大ツールが「フライトレーダー24(Flightradar24)」と「SNSリアルタイム検索」です。
航空機追跡サービス「フライトレーダー24」は、機体から発信されるADS-B(放送型自動位置情報伝送システム)の電波を受信して地図上にリアルタイム表示する仕組みです。アプリまたはブラウザ版を開き、現在地周辺のマップを確認することで、上空の機体アイコンをタップするだけで以下の情報が即座に判明します。
- 機体記号(レジ番号):「JA」から始まる日本の登録記号(例:JA01AAなど)。
- 運航者・オペレーター:朝日航洋、中日本航空、東邦航空(民間・テレビ局チャーター)、あるいは各自治体の防災航空隊など。
- 対地高度と対気速度:現在飛行している高度(フィート表示をメートル換算)や速度。
- 飛行軌跡(トラックログ):どこから飛来し、どこを中心に円を描いて旋回しているか。
一方、フライトレーダー24に機影が表示されないケースも存在します。警察ヘリの一部、自衛隊ヘリ(UH-60J、CH-47等)、米軍機、ドクターヘリの緊急搬送時は、治安維持やプライバシー、任務上の秘匿性からトランスポンダーの公開信号を制限している場合があるためです。
マップに機影が映らない場合は、X(旧Twitter)のリアルタイム検索が圧倒的な威力を発揮します。検索窓に「地名(区・市名) ヘリ」「〇〇駅 ヘリコプター」「〇〇町 警察ヘリ」と入力して最新ポストを検索すると、近隣住民による「近所でパトカーが集結している」「〇〇の交差点で規制線が張られている」「黒煙が上がっている」といった一次情報が秒単位でヒットし、上空旋回に至った直接の原因が特定できます。