脱色直後の毛髪は、内部のメラニンホールが空洞化し、アルカリ性に傾いてキューティクルが開いた非常に無防備な状態にあります。ここで適切な処置を怠ると、数日でパサパサの藁のような質感へと急降下します。脱色完了直後から実践すべき髪の色抜き後のケア手順を以下に示します。
第一段階として必要なのは「残留アルカリの除去と等電点(弱酸性 pH4.5〜5.5)への引き締め」です。炭酸シャンプーやヘマチン配合のバッファーローションを使用し、毛髪内部に居座るアルカリ成分を中和します。
第二段階は「PPTケラチンタンパク質とCMC脂質の補給」です。流出した内部マトリクスを補うため、低分子の加水分解ケラチンを毛髪深部に浸透させ、その上からセラミドや脂肪酸を含む集中ヘアマスクで油分を密閉します。さらに、ドライヤー前には必ず熱反応型の補修オイル(エルカラクトン等配合)を塗布し、アイロンを使用する際は温度を140℃以下に設定することが、美しいハイトーンを維持するための生命線となります。