事件直後に運営によって凍結されたアカウント。そこに残されていたのは、冷徹なまでに自己を客観視しようとする男の独白だった。彼は日々の生活の困窮や、社会に対する冷めた視線を淡々と綴っていた。フォロワー数は極めて少なく、誰からも顧みられない壁打ちのようなアカウントだったが、その内容は驚くほど論理的であり、同時に底知れぬ暗さを湛えていた。
ツイートの多くは、特定の宗教団体に対する強烈な憎悪と、それに翻弄された自身の人生への絶望で占められている。感情を爆発させるような書き込みは少なく、むしろ淡々と事実を積み重ねるような文体が、読者に異様なリアリティを感じさせる。