もしセルフチェックで深いしわを見つけた場合、「耳たぶのしわは何科を受診すればよいのか」と迷う方は多いはずです。耳自体の病気ではないため、受診すべき診療科は循環器内科、または動脈硬化の総合的な管理を行う総合内科です。
医療機関では、耳たぶの治療を行うのではなく、全身の血管状態を精密に調べる検査を実施します。
・頸動脈超音波(エコー)検査:首の血管壁の厚み(IMT)やプラークの有無を直接観察。
・血圧脈波検査(ABI/CAVI):血管の硬さと詰まり具合を測定し、血管年齢を算出。
・心電図・心エコー・冠動脈CT:心臓の筋肉や血管の狭窄リスクを詳しくスクリーニング。
一度刻まれた耳たぶのしわそのものを完全に消すことは美容外科的処置を除いて困難ですが、重要なのは動脈硬化の進行を食い止めて血管環境を改善することです。減塩や抗酸化作用の高い食事、適度な有酸素運動、禁煙、高血圧や脂質異常症の適正な治療を行うことで、血管事故の発生率を大幅に引き下げることができます。