ネット上の掲示板やSNSでは、LINE投票機能にまつわるヒューマンエラーや誤解の声が数多く見受けられます。もっとも多い失敗が「匿名投票にしたつもりが、記名式のまま投稿してしまった」という事例です。
「PTAの役員決めや社内の意見聴取で投票を募ったところ、誰が誰に投票したかがリアルタイムで全員の画面に表示されてしまい、気まずい空気になった」という声は知恵袋やコミュニティフォーラムでも頻繁に相談されています。LINEの仕様上、一度公開した投票の匿名有無を途中で切り替えることは一切できません。やり直すには既存の投票を削除するしかなく、すでに集まった票が無駄になってしまいます。
また、LINE公式アカウントのリサーチ機能における「匿名性」についても誤解が広がっています。公式リサーチでは、管理画面の集計データ上に「誰がどの回答を選んだか」という個人のLINEアカウント名やユーザーIDは紐付けられず、集約されたパーセンテージやテキスト一覧として表示されます。これを知らないユーザーが「個別に特定されて不利益を被るのではないか」と警戒し、回答率が落ちるケースがあります。アンケート配信時のメッセージ内に「本アンケートは統計的に処理され、個人が特定されることはありません」と明記しておくことが、回答率を高める現場の防衛策です。