ダイダラボッチとは何者か?日本神話ともののけ姫の真相

ダイダラボッチとは何者か?日本神話ともののけ姫の真相

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ダイダラボッチにまつわる伝承の中で最もスケールが大きいのが、「富士山と琵琶湖の同時誕生伝説」です。近江国(現在の滋賀県)の土を一晩で掘り起こして駿河国(静岡県)へ運び、積み上げて造ったのが日本最高峰の富士山であり、その掘り起こされた跡に水が溜まって誕生したのが日本最大の湖・琵琶湖であると伝えられています。また、運ぶ途中でモッコ(土を運ぶ網)の結び目が切れてこぼれ落ちた土が、山梨県の八ヶ岳や赤城山になったという派生伝承も各地に存在します。

さらに興味深いのは、関東平野周辺に点在する湖沼・窪地の多くが「ダイダラボッチが歩いた際の一歩ごとの足跡」として説明されている事実です。東京都世田谷区の「代田(だいた)」という地名も、ダイダラボッチの足跡に由来するという説が『武蔵野話』などに記録されています。

伝承地域・遺構名詳細・数値データ一般的な伝承類型編集部の分析・背景大串貝塚(茨城県水戸市)『常陸国風土記』記載(713年編纂)。現存する最古の記録巨人の生活跡(食べた貝殻の堆積)縄文草創期の貝塚を古代人が巨人の仕業として神話化した証拠富士山・琵琶湖(静岡・滋賀)標高3,776mの山容と面積約670㎢の湖盆の対比掘削土による山岳形成型東西の日本最大級の地形を対比させた古代スケールの宇宙観千波湖(茨城県水戸市)周囲約3.1kmのひょうたん型湖沼巨人の足跡窪地型那珂川低地の氾濫原に形成された自然地形への民俗的解釈羽生沼・榛名湖(群馬県ほか)榛名山(標高1,449m)山頂付近のカルデラ湖山運びの踏ん張り足跡型火山活動による陥没地形を巨人の足跡として後世に物語化
伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。