関釜フェリー航路では、日本法人の関釜フェリーが運航する「はまゆう」と、韓国法人の釜関フェリーが運航する「星希(ソンヒ / SeongHee)」の2隻が1日1往復、毎日交互に下関港と釜山港をクロスするように運航しています。基本的な船体規模や客室構成は酷似しているものの、船内に一歩足を踏み入れると明確な文化の違いを感じ取ることができます。
「はまゆう」は、日本の伝統的なフェリーの機能美と落ち着きを重視した設計です。和のテイストを取り入れたロビーや案内所、丁寧な日本語対応が特徴で、シニア層や初めての船旅でも一切の不安を感じさせない安心感があります。一方の「星希」は、吹き抜けのエントランスホールに韓国カルチャーが色濃く反映されており、韓国のコンビニエンスストア(GS25など)や本格的な韓国料理を提供するレストラン、さらにはカラオケルームまで完備。乗船した瞬間から「すでに韓国へ足を踏み入れた」かのような高揚感を味わえます。
両船共通の最大のハイライトといえば、なんといっても展望大浴場です。関門海峡の夜景や玄界灘の水平線を眺めながら湯船に浸かれる贅沢は、飛行機では絶対に得られない船旅ならではの特権。利用者の口コミでも「夜風を感じながらの入浴で移動の疲れが完全に吹き飛んだ」「朝風呂に入ってから釜山に上陸できるのが最高」と極めて高い評価を集めています。
個室の評判に関しても、1等以上の客室は防音性が比較的高く、プライバシーがしっかりと守られているため快適な睡眠が可能です。一方で、最廉価の2等大部屋に関しては「隣の人のいびきが気になった」「コンセントの争奪戦になる」といった声も一部で見られるため、快適性を最優先するなら1等個室以上のアップグレードを指定するのが賢明な選択と言えます。