Q1:足の親指が曲がっているのに全く痛くありません。このまま放っておいても大丈夫ですか?
A1:痛みがなくても放置は禁物です。初期の無痛期は、関節や靭帯がゆっくり引き伸ばされながら足底のアーチ構造が壊れつつあるサインです。支えを失った骨格はやがて神経を圧迫し、滑液包炎を起こして突然激痛を発するようになります。痛みのない現時点で靴の見直しやストレッチに着手することが、将来の変形悪化を食い止める最良のタイミングです。
Q2:市販の外反母趾サポーターや指を開くグッズで曲がった骨は真っ直ぐ治りますか?
A2:装着するだけで骨の変形が完全に元の状態へ真っ直ぐ戻ることは医学的にありません。市販サポーターの主たる役割は、歩行時の摩擦軽減や関節の正しい動きのサポートです。グッズはあくまで補助として用い、タオルギャザー等の筋力トレーニングや歩行時の足指の使い方改善をセットで行う必要があります。
Q3:親指だけでなく、最近は小指の付け根も靴に当たって痛むのですが関連はありますか?
A3:強く関連しています。これは「内反小趾(ないはんしょうし)」と呼ばれ、外反母趾と併発することが非常に多い足指トラブルです。足の横アーチが平たく潰れる「開帳足」が進行すると、足幅が広がるため、親指だけでなく小指の付け根も靴の内側に強く押し付けられます。足全体の接地バランスが崩れている決定的な証拠であるため、インソールによるアーチ補正などを早急に検討してください。