ゴール数やアシスト数といった数字だけで、大迫勇也というフットボーラーの価値を測ることはできない。彼がピッチにいるだけで、チーム全体に安心感が漂う。屈強な海外のディフェンダーを背負いながら、涼しい顔でボールをキープする技術は、まさに芸術の域だった。
現在、ヨーロッパの第一線で活躍する若い世代のフォワードたちも、かつて大迫の背中を追いかけていた。彼らが世界の舞台で物怖じせずに戦えるのは、大迫が「世界基準のFWとは何か」をその背中で示し続けたからだ。背番号9が背負った重圧は、私たちが想像するよりもはるかに重かったに違いない。