柔軟性を確保した後は、いよいよ造形作業に入ります。小学校の生活科で配布されるプラスチック製の植木鉢と支柱には、朝顔のつるが複雑に絡み合っています。ここを力任せに引っ張ると、どんなに柔軟なつるでも引きちぎれてしまいます。まずは正しい朝顔のつる支柱からの外し方を実践してください。
下準備の手順は以下の3ステップです。
- 根元をカットする:土から出ている茎の根元を剪定バサミで全て切り離します。
- 残った葉と種房を取り除く:枯葉や種の殻(サヤ)は、完成後にボロボロと落ちて部屋を汚す原因になります。指先で優しくしごくようにして取り除いておきます。
- 支柱のパーツごとに外す:あんどん型の支柱の場合、リング状のパーツごとに絡みついた「巻きひげ」をハサミで切りながら、上へ向かって滑らせるように解いていきます。一本の長い帯状に無理に伸ばそうとせず、絡み合った塊のままスライドさせて外すのがコツです。
支柱から外したつるを歪みのない綺麗な円形に成形するには、道具の選び方と巻き順にポイントがあります。初心者でも均一な円形を作れる朝顔のつる巻き方のコツを整理しました。
成形の際は、家庭にある500ml〜1Lのペットボトル、あるいは小ぶりのボウルや植木鉢の底をガイド枠として利用します。まず、外したつるの中から「最も太く長い主茎」を1〜2本選び、ガイドとなる円筒に巻きつけてベースとなる輪(直径15〜20cm程度)を作り、重なる部分をビニールタイや麻紐で仮留めします。
土台の輪ができたら、残りの細いつるを1〜2本ずつ束ね、土台の隙間をくぐらせるようにスパイラル状に巻き込んでいきます。このとき、「同じ方向に巻き進めること」と「先端をつるの隙間に差し込んで終端を隠すこと」を徹底すると、接着剤や針金を使わなくても自身の反発力でほどけない強固なリースベースに仕上がります。
成形が終わったら、速やかに朝顔のつる乾燥保存方法へ移行します。生乾きの状態のまま密閉空間や湿気の多い場所に放置すると、数日でカビの温床になります。成形したリースは、新聞紙を敷いた平らなカゴに置き、風通しの良い日陰で1週間から10日間ほど平干ししてください。しっかり乾燥させることで、水分が抜けると同時に繊維が固定され、型崩れしない頑丈なリース台が完成します。